Baritone 用の古くて新しいマウスピースを試した

蒲田の某出会い系楽器屋に取り寄せを頼んで先々週届いた Baritone 用マウスピースを、先週のブラスバンド練習で試してみました
今回買ったのは Denis Wick の 6BS という、Baritone 用としてはおそらく最も古いモデル。現在の楽器を使い始めて 1 年と少々たったところで、思うところあって最もオーソドックスなマウスピースを買うことにしましたが、これが見事にハマった感じで調子が良かったので、当面の間これ一本でいってみようと思います。



ちなみにこれまでの Baritone 用マウスピース遍歴など。

1) Bach 6 1/2 AL
この楽器を買った時に自分が唯一持っていた細管用マウスピースをとりあえず使用。案の定イマイチでした。ひととおり楽に吹けるんですが音質や雰囲気が何となく「これじゃないよな」という感じ(うまく説明できません)。

2) Denis Wick SM6B
周りの勧めもあって、とりあえず Denis Wick にしようと思いました。都内および横浜の楽器屋に片っ端から電話して、唯一 Denis Wick を在庫していたセントラル楽器に行き、3 本くらい試奏させていただいたうちの 1 本。もっとも、あとの 2 本は 4 番など大きめのもので自分にとってはお話にならず、ほぼ選択の余地なく購入しました。
高音域が若干出にくいかなとは思いましたが、音質や鳴り方、アタックの決まり具合が全体的に気に入ったので、納得して購入しました。

3) Alliance B6
Denis Wick での高音域のキツさに関しては、安東先生に相談して(http://ktashiro.net/archives/280)解決の糸口は見えたものの、やっぱり楽したいよなぁと思い、ブラスバンド界隈では Denis Wick の次によく使われている(っぽい)Alliance まで検討対象を広げました。試奏せずにマウスピースを買うことには抵抗があるので、また電話であちこち問合せたところ、在庫があったのはまたしてもセントラル楽器 (^_^; 。2 本試奏させてもらって B6 を購入。全体的に吹き心地は悪くないし、ハイトーンの打率が比較的高かったと思います。

そんな経緯でしばらく Alliance を使っていたのですが、アタックの決まり具合や安定感、音量を上げた時の安心感などの点でやはり Denis Wick の方が良いような気がして、確か 2 ヶ月くらい前から SM6B に戻って来ました。そして最近たまたま見た Denis Wick のスペックリストで、SM6B よりも 6BS の方が若干ボアが細めだということが分かり(カップ内径は同じ)、どんな感じなのかが何となく想像できたように思えたので、京急蒲田方面にオーダーした次第です。
三十数年の金管楽器歴の中で、試奏せずにマウスピースを買ったのは恐らく初めてなので若干不安はありましたが、予想以上にイメージ通りのマウスピースで、最初のウォームアップから合奏終了まで 6BS で通してしまいました。ザックリ言うと、SM6B の良いところを残しつつ、吹奏感を軽くした感じです(もちろん開発順序としては SM6B の方が後発ですが)。もしかしてこの楽器の開発にはこのマウスピース使ってたんじゃないの?と思うくらい、楽器との相性の良さを感じました。

そういう訳で SM6B と Alliance B6 は当分使わなくなるかも知れませんが、私が 6BS にたどり着くために、これら 2 本のマウスピースが教えてくれた事は多いので、決して無駄な回り道ではなかったと思います。