息のスピードに関するイメージ(管楽器奏者向け)

(先にお断りしておきますが、この先に有益な情報は一切ありません。)

先日は安東京平先生のコーディネートのおかげで実現した Dr. Demondrae Thurman の公開クリニックを聴講できて、とても勉強になったし刺激も受けたのですが、彼の説明でひとつだけどうしても腑に落ちなかったことがありました。



ある受講生に対して「暖かい息で吹け」とアドバイスされたのですが、その後に「暖かい息のほうが(スピードが)速いから」と説明していました。

管楽器を演奏するときに「暖かい息で」というのは、それこそ自分が中学生の頃からよく言われている事ですが、暖かい(つまり窓ガラスが曇るような)息の方がスピードは遅いと思っていましたし、今でも楽器を演奏するときは、遅い息を使うイメージで吹いています。クリニックにおいても、Thurman 先生は受講生の手に自分の息を吹きかけて、暖かい息と冷たい息との違いを伝えていましたが、冷たい息を冷たく感じるのは、スピードの速い空気が手に当たるからだろうと当然のように思っていました。しかし Thurman 先生は暖かい息の方が速いと言います。

聞き間違いかと思ったので、当日通訳をされていた安東先生に後から確認したのですが、聞き間違いではありませんでした。暖かい息の方が実は物理的なスピードは速いということのようです。しかし腑に落ちません。

Thurman 先生が「ロウソクの火を吹き消して試してみろ」とおっしゃいました。質問するチャンスがなかったので悶々としながら、帰りのコンビニでロウソクを購入。こんなデカい箱しか売ってませんでした。このくらい試さないとお前には分からないだろ、という神様のお告げでしょうか。

帰宅後に試してみましたが、冷たい息の方がロウソクを遠くに置いても消えるし、近くだと冷たい息と暖かい息との間で火の消え方の違いが分かりません。結局疑問と大量のロウソクが残りました。


反省会(2017.4.16 大和市吹第39回定期演奏会)

既に三週間ほど前に演奏会のライブ録音 CD は入手済みだったのだが、なかなか落ち着いて全部聴く余裕がなかったので、ようやく反省会など。

今回の演奏会で最大の課題は「乱世の神威 幸村」のソロで、9 小節しかないのに本当に厄介だった。厄介だった原因は恐らく 2 つあって、ひとつはこの作曲者の作品が全体的にあまり好きでないこと。もうひとつは「9 小節」という字余りなフレーズの扱いに困ったこと。安東京平先生にレッスンを受ける機会があったのでいろいろ相談し、ある程度の手がかりをつかんだものの、合奏ではうまくハマらなくて本当に苦労した。



毎回の試行錯誤を経てギリギリ本番に間に合ったという感じだったが、当日のアンケートであのソロを褒めてくれた人が 2 人もいて嬉しかった。この楽団に 20 年もいて、何度かソロをやらせていただいたが(Trb. でも Euph. でも)、アンケートで褒められたのは初めて。

何とかギリギリうまくいった最大の理由は、パートリーダーに相談できたことだと思う。これまでの経験上、自分の演奏の問題を自覚する能力が低いことが分かっていたので、特に今回は合奏でソロを吹いた都度、「今のどうだった?」と毎回聴くことにした。これが良かった。

演奏直後で、まだいろいろ覚えているうちに、フレーズの流れやメリハリのつけ方、テンポや間合いのズレなど、自分では気づかなかった問題や、自分とは違った視点を教えてもらえた。おかげで合奏のたびに着実に良くなったと思うし、良くなった手応えがあった。身近な人からフィードバックをもらえる環境は本当に大事だとあらためて思った。

実は安東先生のレッスンでは、フレーズの歌い方について安東先生と意見が分かれたところが一ヶ所あったのだが、終わってみたら結局、安東先生が言ったとおりの吹き方になってた。こんなところでもプロの凄さをあらためて感じたりもした。

他の曲についてはポイントのみ。

  • 「Summon the Heroes」は何といっても Trp. のソロが見事だった。当日のリハーサルでジワっと涙目になりつつ、自分はこれまで内輪をも感動させる演奏なんて出来なかったよなぁ、などと妙に反省した。
  • 「Music in the Air」は大好きな裏旋律で、練習回数は少なかったものの、自称裏旋律フェチとしては絶対にうまくキメたい曲だった。結果的に、ちょうどいいバランスで絡めたようで良かった。
  • 「Music of the Shperes」は録音を聴いてみて、大変な曲をやっちまったんだなぁと改めて思った。こういう大変な曲で自分が足を引っ張るようなことにならなくて本当に良かった。この曲に関してはそう思うのが精一杯。でも Harmonia だけはもう一回やりたい(と思うくらい好き)。冒頭の Horn のソロは見事。脱帽。あなたには一生かなわない。
  • 今回の演奏会を「Arsenal」で(しかも山口先生の指揮で)締めくくることができて、いろんな意味で良かった。


安東京平先生の Euphonium レッスン受講(3 回目)

既に一週間前の話だが、都内某所にある先生のご自宅にお邪魔してレッスンをお願いした。自宅が防音って羨ましい。



まず音階やリップスラーなどの基礎練習。ブレスについては前回のレッスンでいくつかヒントをいただいて以来ずっと試行錯誤中で、息を吸うたびにいろいろ考えてるので、リラックスできていない感じがする(ここまでは自覚している)。しかし力を抜こうとすると、「じゃあどこの力を抜けばいいのか」などと考えてしまうのでリラックスできないという悪循環に陥る。そこで今回はブレスに関して新たに「息を吸う時の音が大きいときは、どこかに余分な力が入っている」というヒントをいただいた。喉が広がってなかったり、舌の位置が邪魔してたりすると、音が大きい割には大して吸えてない。したがって、息をたくさん吸おうとするよりも、まずは大きな音を出さずに息を吸える状態を目指し、できるようになったらそのフォームを崩さずに、吸う量を増やしていったらいいのではないか、という方向が見えた。

またリップスラーでは、音の変わり目で息の流れが一瞬引ける癖があることを指摘された。リップスラーでの息の流れは、音の変わり目で切れたり力んだりせず、一定のままなのが理想。そのために音を移る時に息の圧力と唇のコントロールをバランス良く使う。

さらに、今回のレッスンでは次回演奏会で演奏予定のソロ(9 小節しかないけどな)の吹き方についてもアドバイスをいただくことができた。お手本を聴かせていただきながら、様々な観点からヒントをいただけたが、最も大事なポイントは、旋律そのものが持っているポテンシャルをいかにうまく使うか(もしくは、あえて使わないか)ということ。例えば三連符や、八分音符が 3 つ連なったフレーズには勢いがあるし、上行形や下行形の部分には、エネルギーを自然に動かしていく力がある。そういう流れに乗りたいのか、それともあえて抗うのか、ちゃんと決めることが大事。そう言われてみると、自分はそんなこと決めてなかった。このタイミングで気づいて良かった。

実は今回のソロについて最大の問題は、自分自身がどうしてもこの曲自体を好きになれないということ。プロってこういう時どうするんですか?と聞いたところ、先生の答えは明快で、「嫌いな曲こそ絶対何とかしてやろうと思う」。もうね、さすがプロは言うことがいちいちカッコ良くて、ズバーンと来ましたよ。これが答えだ!みたいな感じ。こういう覚悟がある人がプロになれるんでしょうね。

もう少し具体的に書くと、好きな曲だと「絶対こうしたい」という思い込みが勝ちすぎる(思い込みすぎてミスになることもある)のに対して、嫌いな曲だとそういう思い込みがなくニュートラルに取り組めて、むしろ色々な表現を試す気になれるので、ある意味有利だと考えられるということ。なるほどのポジティブ志向。

自分の場合、仕事に関してはポジティブ志向で取り組めるのに、音楽に関してはまだまだ。まずは姿勢を見習って考え方を真似するところから始めよう。


P. スパーク「宇宙の音楽」Euphonium パートの補助輪

現在、所属している吹奏楽団で Philip Sparke の「宇宙の音楽」1)(Music of the Spheres)を練習していますが、Euphonium パートでは終盤にこんなのがあります。ちなみに Vivace です (^_^; 。

いきなりこんな細かい音符を吹ける訳ではないので、まず最初のうちは、上がりきった音をビートに当てられるようにして、それから細かい音符で上がれるように練習しよう2)と思うのですが、いかんせん音符が多すぎて、譜面を見てもどれが何拍目なのか(僕には)非常に分かりにくく、合奏で落ちまくってました。

そこでやむを得ず補助輪を使うことにしました。こんな感じです。

まずはこれで、合奏の中で大事な音を確実にビートに当てられるように練習して、慣れてきたら元の楽譜に戻そうと思っています3)

 


1) 「天球の音楽」と訳されることもあるようですね。

2) サボってるわけじゃなくて、優先順位としてまず上がりきった音がビートに合っていることが大事で、細かい音符はその後だと思っています。

3) 本番まで補助輪が取れない可能性も無くはないですが (^_^; 。


安東京平先生の Euphonium レッスン受講(2回目)

およそ半年ぶりに安東先生のレッスンを受けることができた。
場所は新桜台の駅から徒歩 1 分ほどの「スタジオ 1619」(http://www.studio-1619.com/)というスタジオ。クラシック専用で、ロビーも広くて落ち着いた感じの、使い心地の良いスタジオ。



前回のレッスン同様に呼吸法のエクササイズと、それを使って音(というか楽器を吹いた感じ)がどう変わるかをいろいろ試すような練習が中心になった。息の量が足りないという事実自体は前回のレッスンから大して変わらないのだが、今回のレッスンでは息の使い方のイメージがより具体的になった。図にするとこんな感じ。


自分の理解では、自分の吹き方と安東先生の吹き方との最大の違いは、中立点(こういう言い方が正しいかどうか分からないが便宜上こう呼ぶ)の下をできるだけ使わないということ。
まず呼吸法のエクササイズでは、できるだけたくさん吸って、できるだけ全部吐ききる、という動作を繰り返す。このエクササイズで、いっぱいまで吸ったところで息を止めたときに感じる圧力は、体が(風船と同じように)萎もうとする力。安東先生はこの圧力を演奏で使うという。
試しに自分でもやってみた。ゆっくり大きく息をを吸って、体が萎もうとする圧力で息が出ている間は、中音域(第3倍音のFくらい)なら腹筋に力を入れなくても、楽器を鳴らすために必要な息が出る。また、中立点より下まで息を吐きながら音を出そうとすると、腹筋に力を入れざるを得ない。どういう音色になっているかは分からないが、吹いている時の感覚としては、腹筋に力が入ると音が固くなるような感じがした。
なお、中立点の下まで使って音を出した直後に話そうとすると、息が出なくて声にならないが、主に中立点の上だけで音を出した直後だと、普通に会話するくらいの息が残っているので、ちゃんと声が出る。これを安東先生が実演してくれたときに、上の図のようなイメージがはっきり分かった。

しかしながら、こういうことを考えながらやると、体に変な力が入ってしまう。息を吸う時に体に力が入ると音が固くなるということも指摘されたので、考えなくても自然に深く息を吸えるように練習する。

もう一つ、息の使い方に関連して先生から指摘されたのは、息を吸ってから音を出すまでの間がスムースでないということ。ゴルフのスウィングに例えると、振りかぶった腕が頂点で一旦止まってしまっている。本来はこれが止まらずに、自然にそのまま振り下ろされるのが良い。自分の場合はここでアンブシュアを作ろうとして、アクションが一度止まってしまっている可能性がある。
先生の感覚では、「アパーチュアは作るけどアンブシュアは作らない」(音域によってアパーチュアの大きさは変えるが、その時アンブシュアをどうするかは考えていない)という。
もちろん安東先生の場合は、いちいち考えなくてもアンブシュアが決まるくらい、たくさんの訓練を積み重ねてこられたと思われるので、自分がそういう境地に行けるまでには相当時間がかかるかもしれない。しかし、振り下ろし方に応じた振りかぶり方を意識すること、振りかぶりから振り下ろしにいく一瞬だけ、アンブシュアよりもアパーチュアに集中すること、振りかぶった頂点からスムースに振り下ろすことは、今後の基礎練習のときに意識していきたいと思う。


Brass for Japan 2016 〜横浜から元気を〜

(この演奏会は終了しました)

アートフリーダム・ブラスバンドと有志の金管打楽器プレイヤーによる

東日本大震災チャリティコンサート

に出演します (^_^) 。私自身は 2014 年に続いて 2 度目の参加となり、今回は Euphonium で出演します(前回は Baritone)。

 

日時:2016年10月2日(日)(1) 14:00〜 および (2) 15:30〜 の2ステージ

場所:横浜みなとみらい 帆船日本丸前アリーナステージ(雨天の場合は帆船日本丸訓練センター内で開催)

曲目:

  • You’ll Never Walk Alone
  • Beatles Forever
  • 日本の四季「秋」〜アートフリーダム・ブラスバンド創立10周年記念作品

当日は会場にて、東日本大震災および熊本地震の被災地への支援金を募っております。皆様のご協力をお願いします。

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「今村耀・大石瑠璃 ~imamu birthday live~」を聴いてきた

六本木にあるジャズ・ライブ & バー ソフトウインドで、昼間っから酒飲みながら Euphonium ソロの演奏を聴いてきた。今村耀さんの演奏は小江戸ウインドアンサンブルで聴いた程度なので、ほぼ初めてのようなもの。



選曲は本人の弁によると「さらっていたけど本番ではやってなかった曲」が中心とのことで、音大や高校の在学中に練習してた時のエピソードを交えながら、演奏半分お話半分という感じの、リラックスした雰囲気のライブだった。曲目は次のとおり。

(前半)
Rhapsody for Euphonium / J. Curnow
Andante and Rondo / A. Capuzzi
Flight / P. Willby

(後半)
芝桜の咲く頃 / 長野雄行
Snow Halation / (知らない曲)
Eyes on Me (って言ってたかな?またまた知らない曲)
(確かもう一曲、知らない曲やった)

(アンコール)
Whole new world (ディズニーのやつ)

知らない曲が多いのは、今村さんとの世代差に加えて、自分が最近全然テレビを見ていないせいかも知れない。
あらためて振り返ってみると、出張が急増した6月以降、自宅のテレビの電源を入れていない。もともとテレビを見ることが少ないのに加えて、小林可夢偉がF1参戦をやめて以来F1中継を見ていないし、Newcastle United が降格したのでスカパーで試合を見られなくなった。HDD レコーダーにはタモリ倶楽部が録画されてる筈だが、そもそも自宅にいる時間が少ないから全然見ていない。そういえばオープニングが変わったらしいな。
話がそれた。
演奏の方はリラックスして楽しく聴けた。終始安定して豊かな響きが印象的だった。狭くて天井が低い会場だったが、うるさい感じは全くなく、それでいて楽器がしっかり鳴りきっている感じ。Euphonium の音はこうでなければ。
しかし、どうすればこういう響きが出せるんだろうか、とずっと考えていた。息をたっぷり使っているのは間違いないだろうが、見た感じではそんなにムキになってたくさん息を吸っているようにも見えない。こういうのを自然にできるのがプロなんですね、きっと。


沢野智子先生の Euphonium solo レッスン受講

ドイツでコレペティートルとして活躍しておられる沢野智子先生が、一時帰国中にレッスンをして下さるというので、Euphonium solo のレッスンをお願いした。

結果から先に言うと、とても勉強になったし、これから音楽を続けていくうえで大事な発見がいろいろあって、とても有意義な時間になった。



自分は別にソロ活動をしている訳でもないし、コンクールなどに出る予定もないのだが、たまたま Facebook でレッスン受付のお知らせを見て、こんな機会はそうそう無いぞと思って即連絡 (^_^) 。今日レッスンを受けてきた。
場所は先生の指定で、池袋西口にあるグランドピアノ付きのスタジオ。ここの使用料が1時間単位なので、スタジオを2時間借り、最初の30分はウォームアップに使わせていただいて、先生には90分間のレッスンをお願いした。

沢野先生は Steven Mead 先生の CD でピアノを弾いておられるので、私は以前から一方的に知っているがもちろん面識はないし、そのような方に伴奏していただけるなんて夢のような話。しかも、少々狭いが立派なグランドピアノが置いてあるスタジオで、部屋に入った時点で完全に舞い上がっちゃってる訳だが、ウォームアップしながら気持ちの面ではむしろクールダウンさせて、ちょうどいい頃合いで先生登場。

最初に、自己紹介がてら、これまでの活動やレッスンをお願いした理由などを話した上で、今日のレッスンの進め方を相談した。初対面で一回限りのレッスンなので、こういう話にある程度時間を割くことが大事で、時間を長めにお願いしてて良かった、と後から思った。

相談の結果、練習に使ったのは Melodious Etudes の No.7。最初は自分なりに抑揚をつけているつもりでも平板な演奏。この、自分で思っているほど抑揚が付いてない、ということを直接フィードバックいただけるのがとても大事(凹むけどな)。

その後に先生のアドバイスをいただきながら、曲の流れをふまえて、音量(というかエネルギーのかけ方?)やテンポ、間合いの取り方などに変化をつけていく。意外だったのは、結果として演奏が良くなるだけでなく、とても吹きやすくなったということ。音楽として自然な流れが作れれば、息の流れも自然になるということかもしれない。

次に演奏したのは「星めぐりの歌」(宮沢賢治作曲/加藤大輝編曲で、小久保まいさんの CD に収録されているもの)。Melodious Etudes で詳細かつ具体的にアドバイスをいただいたので、残り時間が少なくなっていて、こちらは2回しかできなかったが、1回目と2回目との間でいくつか具体的なアドバイスをいただけて、2回目は1回目よりも自分自身が演奏を楽しむことができた。

ちょっと不覚だったのは、ドラマティックな伴奏に感動して冷静さを欠いた結果、ミストーンを連発したこと。先生からは「ミストーンとかっていうのは、考えなくていいんです」「それに優る音楽があれば、関係ないんですよ」とは言われたものの、やっぱり悔しい訳です。まだまだ勉強です。

今回レッスンを受けさせていただくにあたって、事前に先生からは「堅苦しく考えず、アンサンブルを楽しむつもりでやりましょう」というメッセージをいただいていたが、伴奏の間合いとかノリを感じながら自分の演奏が変わっていくのを楽しめたので、よかったと思う(特に「星めぐりの歌」の2回目)。

本当は自分の演奏が伴奏にも影響を与えるようになれば、もっと楽しくなると思うが、今日は自分が影響を受けっぱなしで、先生のような方を相手に双方向のアンサンブルができるようになるのは、もうちょっと先かなと。しかし、そういう楽しさを改めて感じることができたことも含めて、今回は得難い経験をさせていただけたと思う。

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安東京平先生の Euphonium レッスン受講

かつて自分の所属団体でソリストとしてゲスト出演していただいて以来、いつかレッスンをお願いしたいと思っていたが、先生もいろいろお忙しく、2 ヶ月前に日程を仮押さえしていただいて、前日にようやくレッスン開始時刻決定 (^_^; というギリギリの日程調整で個人レッスンが実現した。



自分が先に会場入りさせていただいてウォームアップした後、正味一時間のレッスンとなったが、楽器を吹いた時間はたぶん合計で 5 分未満で (^_^; 、あとはひたすら相談と、呼吸法の練習。これは先生の手抜きとか、雑談ばっかりしていたという話ではなく、私からの相談が多かったからで、レッスンというようりは人生相談みたいな時間になったが、とても密度の濃い時間だったと思う。

最初にスケールを少し吹いてみたところで、最初に先生から指摘されたのは、息の量が足りないのではないかということ。これについてはブレスの方法を変えることと、ブレスを深くすることの両方が必要というアドバイスをいただいた。

  • ブレスの方法については、この時のレッスンで便宜上「Tuba 用ブレス」と呼んだ方法と「Trombone 用ブレス」と呼んだ方法をうまく使い分けたり、組み合わせて使う方法を練習する。
  • ブレスの量については、12拍かけてゆっくり吸い、12拍かけてゆっくり吐く練習を繰り返し行う(これが結構キツい)。
  • このような練習を続けて、楽器をしっかり満たす(けど溢れないくらいの)息の量をつかむ。

また音色については、自分で吹いている時にどのような音が出ているかは分からないので、次のような意識でしばらくやってみることにした。

  • 演奏中に自分の耳に入る音(たぶんベルの手前側から出ている音)の音色はアテにしない。
  • U 字管を鳴らすイメージを持つ。
  • ヴィブラートを極端にゆっくりやって、楽器が最も響くポイントを探ってみる。

レッスンを受けたからといって急に上手くなる訳ではないが、今後に繋がるアドバイスをたくさんいただけて良かった。

録音するのを忘れたのが返す返すも残念。


黒い譜面と向き合う。

先週の演奏会は無事に終わり、今日から次回の演奏会に向けての練習が始まりましたが、来ましたよ、黒い譜面が (^_^; 。

こんなのとか。

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こんなのとか。

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まあ次回のプログラムを聞いた時から、こういう譜面が来ることは覚悟してました。オケ曲アレンジの Euph. の譜面では避けられない事態です。



先週の演奏会でも、ヴィオラかチェロから来たと思われる細かいパッセージが若干あったんですが、最近はこういうパッセージに対してイマイチ前向きになれなくなってきたことに気づき、本番当日のリハーサルでも思わず、「オレも年取ったな」とか口に出して言ってしまいました。

体力的には全然問題ないんです。むしろ以前に比べて、長く吹いても疲れにくくなりましたし、特に高音域はむしろ若かった時よりも出るようになりました(Euph.、Trb. とも)。しかし意外なところに年齢の影響が出てきたものです。こういうふうにモチベーションが変わることもあるんですね。
これからは年齢にともなうメンタリティの変化とも上手く向き合いながら、少しでも長く音楽を続けていきたいと思います。もちろん黒い譜面も言い訳せずゴリゴリ練習しますよ。