Atom で快適な LaTeX 文書作成環境ができてしまった

Emacs + YaTeX で日本語を含めた文書のコンパイルが通るようになって、いよいよ実戦投入しようかと思っていたところで、Atom で LaTeX のコンパイルができるようになるプラグインがあることをたまたま知った。

とりあえず下記のサイトに書いてある通りに作業したら、割とあっさり出来てしまった。なんだ最初からこれにすれば良かったじゃん、という話。

「atomで快適LaTeX編集環境」
http://ayihis.hatenablog.com/entry/2016/09/24/143641

ただし Atom のインストールは Homebrew Cask (Mac)や apt (Ubuntu)で行い、TeX Live は既に導入済みなので、上記サイトの記載内容の中で実行したのは Atom のプラグインの部分のみ。

Ubuntu の方はこれだけで日本語を含む文書のコンパイルが通った。

Mac の方では、コンパイルが始まった後に「! LaTeX Error: This file needs format pLaTeX2e' but this isLaTeX2e’.」というエラーが出て正常にコンパイルされない。しかしこれも先人の知恵を下記リンク先で見つけてあっさり解決 (^_^) 。

TeX Wiki「TeXworks などの統合環境でタイプセットをすると,“! LaTeX Error: This file needs format `pLaTeX2e’ but this is `LaTeX2e’.” となって日本語が出ない」
https://texwiki.texjp.org/?%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%82%E3%82%8B%E8%B3%AA%E5%95%8F#cb7a8a28

この文書には Atom での解決方法が直接書かれていないが、Atom では「latex」パッケージの設定で、「Engine」を「uplatex」に切り替えたら、問題なく日本語もコンパイルされるようになった。

簡単な文書で文書の編集・コンパイルを試してみたが、シンプルで使いやすいエディタで編集できて、ホットキー一発(Mac だと Command + i、Ubuntu だと Shift + Ctrl + b)で PDF に変換できて、しかも Atom の別タブに表示してある PDF に編集結果が即反映される。これは先日まで Mac で使ってた TeXShop より快適なのではないだろうか?

今後、実際に論文執筆に使ってみて、図の挿入とか Bibtex なんかの使い勝手も追々確認していきたい。