反省会(前職会社オケ 2017.2.12)

今回も課題や不安材料はいろいろあったが、本番にギリギリ間に合った感じで、どこまで夏休みの宿題体質なのかと思う。

  • カルメンで超目立つ凡ミス一発やらかした。大変申し訳ありませんでした。練習では一度も間違えなかった場所。今回も本番の魔物はいた。
  • マウスピース選びで迷いがあった。性格の違う二曲を練習している中で、なかなかしっくり来なくて、二種類のマウスピースを取っ替え引っ替え試していたが、前日練習でもともと使っていたマウスピース一本に絞ってみたら、両方の曲ともこれ一本で行けるようになってた。あの回り道は何だったのかと思うくらい。ずいぶん前に「もうマウスピースでは迷わない」って書いた気がするんだが、今度こそもう迷わない。
  • 「発音のときに眉毛を上げると上手くいく」という経験則をずいぶん前から知っていたのに、今回は全然使ってなかったということを不意に思い出し、音の出だしで緊張する場面では意識的に(大げさに)眉毛をあげたら、全体的にうまくいった。リハーサルが終わったらあちこちに眉毛上げマークを書き込みまくり、全体的にミストーンの不安を減らして本番に臨むことができた。

  • ブラームスの交響曲第三番の第四楽章で最初の出番(Eb のユニゾン)は、前日の合奏で指揮者から急に要求が増えて戸惑った。当日リハーサルではビビりすぎてショボい音しか出ず、もう一回やってほしいとお願いしたいくらいだった。しかし本番では前述の眉毛上げで無事クリア。吹いた感じは悪くなかったので、後日録音で確認したい。
  • アンコールの Farandole では後半部分だけマウスピースを小さめのに替えてもなお、高音域に手こずった。練習ではなかなか音が当たらず困ったが、A のポジションを少し高めに修正したらかなり打率が上がった。これに気付いたのが本番前日。当日午前中のリハーサルでは前述の眉毛上げと併用してうまくいくことを再確認した。完璧ではなかったが本番が一番うまくいったと思う。あとは客席にちゃんと聴こえてたかどうか、録音が届いたら確認したい。
  • 東京芸術劇場のホールは吹いてて気持ちよかった。リハーサルで観客席が空のとき、どの曲の時だったか忘れたが金管の残響がとてもきれいに響いて嬉しかった。本番で観客席が埋まった状態でも、自分の音が適度に返ってくる感じ。気持ちよくて鳴らしすぎたかもしれないので、これも録音で確認しなければ。

自分以外の事に関して言えば、今回は特にブラームスでヴィオラがとてもいい雰囲気を出してくださったと思う。主旋律のチョイ下のあたりで厚みを加えたり、さりげなく持ち上げたりする雰囲気づくりが、全体的にうまくいっていたように感じた。ヴィオラがうまくはまって音楽が立体的になると嬉しい。少ない出番の間はそんな事を感じながら聴いていたなぁ。