ピロリ菌の除菌プロセス

先日、ピロリ菌の除菌を経験したので、その時の経緯をメモしておきます。

ピロリ菌とは?

ピロリ菌に関しては Web で検索すればいくらでも情報が出てくるのでここでは詳しい説明は避けますが、人の胃の中に潜む細菌で、胃潰瘍や胃がんの原因となるものです。

特に胃がんについては、「胃がんの 99% はピロリ菌が原因」ということらしいので、ピロリ菌を除菌すれば胃がんの大部分を予防できるということで、もうこれは全国民が検査して除菌すべきと言えます。

検査

私の場合は勤務先の定期健診で、自分の胃にピロリ菌がいることが分かりました。
ただしピロリ菌の検査は必須項目に入っておらず、有料オプション項目となっていました。もし自分がこれを選択していなかったら、未だに見つかっていなかったと思います。

診察

検査結果の紙を持って、健診を受けた病院に診察を受けに行きました。もうピロリ菌がいることは分かってるんだから、診察なんかいいから薬を処方してくれよ、と内心では思っていましたが、除菌のプロセスや除菌薬の副作用などを詳しく説明してくれたので、やはり診察は受けて良かったと思いました。

ちなみに副作用というのは、下痢、軟便、味覚異常などがあり得るそうです。また(他の薬でも人によっては発生することですが)アレルギーによるじん麻疹が発生したり、胃の中でそのような症状が発生することで血便になったりすることもあるようです。

除菌薬

処方された薬は三種類ありました(薬局でジェネリックにしてもらいました)。

(1) タケキャブ 20mg

1 回 1 錠服用

(2) アモキシシリン 250mg

1 回 3 カプセル服用

(3) クラリスロマイシン 200mg

1 回 2 錠服用

 

これらを 1 日 2 回(朝、晩)食後に、7 日間連続で飲みます。

なお、これらの薬を飲んでいる間は飲酒を控える必要があるのですが、どのくらい控えればいいのか分からなかったので、私は7日間完全禁酒にしました。

このような制約がある上に、途中で途切れると除菌に失敗する可能性が高まるので、診察の時に「7 日間連続で飲める日程(つまり飲み会などの予定が無い期間)を決めて飲み始めてください」を説明されました。

副作用については、ほとんど気になりませんでした。若干軟便気味だったかも知れませんが、自分の場合は普段からもともとそういう傾向ですし (^_^; 。服用期間中に一度だけ、腹痛が発生したことがありますが、これは薬が原因だったのか良くわかりません。

検査

7 日間薬を飲み終わってから 2 〜 3 ヶ月後に、除菌が成功したかどうか検査に行く必要があります。

私はまだ飲み終わったばかりなので検査に行ってませんので、検査を受けたらまた追記しますが、試薬を飲んでから息を吐いて、呼気の成分を調べると、ピロリ菌が残っているかどうか分かるそうです。

なお、もし除菌に失敗したら、薬の種類を変えてもう一度トライすることになるようです。まずは検査を待ちたいと思います。