緊急事態宣言後初の Euphonium 練習

新型コロナウイルスの影響で練習場所が使えなくなって以来、しばらく練習から遠ざかっておりましたが、楽団役員の皆様の尽力のおかげで、ようやく条件付きで練習できる場所が確保できたので、久しぶりに所属楽団の練習で Euphonium を吹くことができました。

最後の練習がいつだったのか記憶が曖昧ですが、おそらく 4 ヶ月ぶりくらいだと思います。

今住んでいる場所が室内練習不可(サイレントブラスをつけても NG)だったので、せめてマウスピースでのバズィングくらいやっておけば良かったのですが、仕事など諸々慌ただしかったり、モチベーションがイマイチだったり、もともと地道に基礎練習するのが苦手だったり、様々な理由が重なって、結局何もやらずじまいでした。

(要するにやる気にならなかったってことだな。)

せめてメカ的なトラブルだけは無いようにしたかったので、楽器の丸洗いだけはやりましたが、それ以外は本当にほぼ 4 ヶ月何もしないというブランクを経験したので、音も出ないんじゃないかと思いました。

 

練習会場に着いて、従来どおり発声練習 –> バズィング –> Eb のロングトーンという入り口のルーティンをやってみたところ、意外といつもの感じで楽器が鳴ったように思います。そこから少しずつ音域を広げたり、ゆっくりリップスラーを入れたり、という感じで探りながら吹いて見ましたが、楽器の鳴り方は覚悟してたほどひどくはなかったなという印象でした。

ただ、やはり頬の筋肉が落ちているのか、音が持続しない感じで不安定でした。高音域も一発なら当たりますが、ロングトーンにすると音色や音程がぶれていきます。これはしばらく時間をかけてリハビリするつもりで取り組む必要がありそうです。

 

余談ですが、あまりに久しぶりに楽器を吹いたので、クッションをどこにつけていたか全く思い出せなくなりました。これは本来 U 字管の下に付けて腿と楽器の隙間を埋めるものですが、私は楽器と腹(または胸)との間に入れて、顔と楽器との角度を調節しやすくしています(トリガーを引いたときにチューニング管が腹にあたらないようにするためでもあります)。

以前はちょうどいい角度になるポジションを見つけてあったのですが、今日はそれがどうしても思い出せず、しかも顔の角度もよく分からなくなっていたので、あれこれ探っているうちに練習時間が終わってしまいました。

まあ、これから改めて探っていきたいと思います。

Adam Frey 先生の Master Class と Focus Class 受講

昨晩は International Euphonium Tuba Festival 2020 の最終日でしたが、昼間に行われた外囿祥一郎先生のスペシャルクラスには所用のため参加できず、日本時間で深夜 0:00 から行われた Adam Frey 先生の Master Class を聴講しました。

Adam 先生のレッスンで面白かったのは、Audacity を使って自分自身や受講者の演奏を録音し、その波形を説明に使っていたことでした。

上の画像は Adam 先生自身が演奏した音の波形ですが、このときはこの画像を使って音が減衰する様子を説明していました。受講者の演奏では音の終わり方がブツっと切れるような感じになっていたのですが、そのような違いが目で見て分かるように示すというのが新鮮でした。

このような方法を使うことには賛否両論あるかもしれませんが、アコースティックな楽器のレッスンにおける IT の使い方として面白いと思いました。

続いて深夜 2:00 からは Focus Class で、2 つのセッションがありましたが、私は Adam Frey、James Gourlay、Aaron Tindall という 3 人の講師による「Instrument Doubling」というセッションを選んで受講しました。これは複数の楽器を掛け持ちすることに関する議論で、3 人とも Euphonium と Tuba との両方を、また Adam 先生に関しては Bass Trumpet や Tenor Horn なども含めて演奏してきた経験をもとに、様々な議論がありました。

受講者にはプロを目指している方も多かったと思われるので、複数の楽器ができたほうが将来のキャリアに有利かどうかという観点もあり、自分には関係ないものの興味深い話題でした。

私から Trombone と Euphonium との間でスムースに切り替えるコツはあるかと質問させていただいたところ、できればマウスピースのリムを同じものに揃えることと、リムが同じだとしても音のコンセプトが全く違うことをしっかり意識すること、という回答がありました。いずれも私自身が既に実践している事ではありましたが、プロの方々から同じ見解をいただけたことで自分の実践が裏付けられ、確信が深まって良かったと思います。

今日でイベントの全日程を終了しました。深夜ということもあって、参加できたセッションも限定的でしたが、ここでしか得られなかったと思われるものも多く、私にとっては実りの多いイベントだったと思います。

なお、今回は特別に日本人向けに、日本で参加しやすい時間帯の、日本語字幕や通訳付きのプログラムも用意されたのですが、そちらの方は三浦徹先生のセッションしか参加できませんでした。逆に、米国時間で行われたセッションでは、私が参加したセッションにおいて日本人と思われる名前の参加者はほとんどいませんでした(たまに 1 〜 2 名見た程度)。今回は日本からも 30 人くらい参加されたというような話を聞きましたが、多くの方々は日本人向けプログラムに集中されたのかもしれません。もしくは、深夜のプログラムに関しては後で YouTube にアップロードされるのを見れば十分と思われたのかもしれません。個人的には、こういう場に積極的に参加する日本人がもっと増えると良いなぁと思うのですが、当分はまだ難しいですかね……。

Jason Casanova 先生のフレージング講座メモ

昨晩は International Euphonium Tuba Festival 2020 の中で Jason Casanova 先生による「Phrasing and Expressive Playing」講座を選んで受講してみました。

まず前半の 30 分は、事前に収録されたレクチャー動画を YouTube で視聴し、そのあとで Zoom での質疑応答に移りました。

レクチャー動画ではまず「Merriam-Webster(有名な英語辞書)で “phrase” がどう説明されているか」という、とても基本的なところから始まりました(phrase には名詞と動詞の両方の意味がありますが、ここでは動詞の方)。

次に、「Hey Mom, could I please borrow 20 Dolores to go to the mall?」と言うときに、どの単語を強調したらママのリアクションがどのように変わるか、というたとえ話を使って、フレージングの意味や重要性を説明してくださいました。ユニークでとても分かりやすい説明でした。

このような基礎の説明に続いて、Joannes Rochut の Melodious Etudes から No. 4 を題材にして、フレージングを 4 通りくらい変えて実演して下さいました。これに関しては「どれが正解という事はない」と強調されていましたが、フレージングを変えることでいかに印象が変わるのかが、とても分かりやすい実演でした。

Melodious Etudes は自分自身も取り組んでいた時期がありましたが、先日は三浦徹先生も米国留学中に Melodious Etudes に出会ったという話をされていましたし、やはり誰もが取り組む教則本なんだな、ということを再認識したので、近いうちにあらためて引っ張り出してやってみたいと思います。沢野先生の伴奏音源も持ってることだし。

三浦徹先生からあらためて刺激をいただいた

連日 International Euphonium Tuba Festival 2020 に参加して寝不足な日々が続いております。もちろん全てを聴講している訳ではないのですが、面白そうなセッションが深夜 2 時とか 3 時からというのが多いので、なかなか辛いものがあります。

しかしながら日本人向けに早めの時間帯のプログラムも一部用意されており、昨日は 18:00 からの安東京平先生のマスタークラスの後、21:00 から三浦徹先生を迎えての Legends Talk セッションがありました(内容も全て日本語)。

日本の Euphonium 奏者の道を開拓してこられたと言っても過言ではない三浦先生が、米国留学などを通じてどのように学んでこられたのか、ご本人からお伺いできたのは大変貴重な機会であったと思います。

セッションの最後の方では、Zoom 越しではありますが、短時間ながら直接お話させていただくこともでき、大変光栄でした(実は中学生の時に一度だけ会話させていただく機会があったので、これが二度目でした)。Euphonium を長く続ける秘訣について質問をさせていただき、貴重な示唆をいただくと同時に、大変刺激を受け、自分自身も決意を新たにしました。

管楽器のオンラインレッスンは意外とアリかもしれないと思った

今日は International Euphonium Tuba Festival 2020安東京平先生のマスタークラスを聴講しました。Zoom 越しで音色もずいぶん変わると思いますので、私自身はオンラインでのレッスンには懐疑的だったのですが、昨日の David Childs と、今日の安東京平先生のレッスンを聴講してみて、これはこれで意外とアリだなと思いました。

受講者は恐らくスマートフォンなどで参加されていると思いますので、音量の調節があまりうまくいってなかったり、音が割れたりすることも多いのですが、ちゃんと楽器が鳴ってる時と鳴ってないときの違いや、イントネーションの良し悪しなどは意外とはっきり分かりました。他の方の音に関してこういう言い方もナニなのですが、今回聴講してみて、自分の音がどのように先生に届くかが何となく想像できたので、マイク越し Zoom 越しでも、自分のまずいところはちゃんと指摘してもらえそうな感じがしました。

今のところレッスンなど受講する予定はありませんが、今後そのような必要性が生じたときには、有効な選択肢として考えたいと思います。

Euphonium Legends Talk

昨晩(というか早朝)3 時から、現在開催中の International Euphonium Tuba Festival 2020 のプログラムの一つとして開催された、Brian Bowman 博士、Robert Childs 博士、そして三浦徹先生という 3 人による Legends Talk を視聴しました。最高でした。

肖像権などいろいろあると思いますので、スクリーンショットの掲載は自粛しますが、私が中学生の時に Euphonium を初めたときには既に日本を代表する奏者として活躍しておられた 3 人が Zoom で一堂に会するという現場に、ネット経由とはいえ立ち会うことができました。本当に得難い経験をさせていただきました。

皆さんそれぞれご自分の経験や当時の音楽界の状況などを語ってくださいました。特に三浦先生が、日本の音楽大学に Euphonium の先生がいない時代に、三浦先生が Raymond G. Young のレコードを聴いて(よくそんなレコードが日本にあったなと思いましたが)感動し、秋山和慶先生に紹介状を書いてもらってアメリカに留学したという経緯を語ってくださったのが印象的でした。

こういう方々の活躍のおかげで現在の自分が音楽を楽しむ環境ができているという、先人のありがたさを再認識できた、貴重な時間でもありました。

音楽の現場におけるコロナウイルス感染に関するリスクアセスメント結果の要点(フライブルク音楽医療研究所の論文から)

以下に記述する内容は、フライブルク音楽医学研究所(注 1)の Claudia Spahn 教授らが発表した論文『RISK ASSESSMENT OF A CORONAVIRUS INFECTION IN THE FIELD OF MUSIC』(5 月 19 日改訂版)の英訳版(注 2)から、自分が関心のある場所をピックアップしたものです。

自分自身の作業時間や英語力との兼ね合いと、原著者の翻訳権の観点から、全訳は行わず、自分自身の活動と関連が深い部分のみ、スピード重視で要約と意訳を行っています。したがって正確さについては責任を持てませんのでご了承ください。

Introduction (まえがき)

この論文は、感染拡大防止に関する政府や保健当局などによる規則は全ての音楽家に適用されるという前提で、音楽の現場における判断のための、より具体的な情報やガイダンスを提供するために書かれている。(3 ページ)

この論文には、2020 年 5 月 5 日にバンベルク交響楽団によって行われた実験(注 3)を元にした研究の結果が含まれている。この実験における計測はTintschl BioEnergie- および Strömungstechnik AG といった企業に委託された。(4 ページ)

1. Transmission Pathways of SARS-CoV-2 (SARS-CoV-2 の感染経路)

これまでの研究から、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は飛沫(droplet)またはエアロゾル(aerosols)を通じて感染しうることが知られている。接触感染も起こりうる。ロベルト・コッホ研究所の研究では、コロナウイルスの RNA を含むエアロゾルが、感染者が吐いた息のサンプルか、感染者がいた部屋の空気から検出されている。また、唾液や気道内分泌液(respiratory secretions)も感染の媒体となる可能性がある。(8 ページ)

2. Specific Risk Aspects in the Field of Music (音楽の現場における具体的なリスクの観点)

2.1 Systemic Possibilities for Risk Reduction in the Field of Music (音楽の現場におけるリスク低減のための体系的な可能性)

b.) Parameters of Room & Space / Air & Ventilation / Duration (部屋・空間、空気・換気、時間のパラメーター)

これまでの疫学的知見から、部屋、空調、および人の集団にさらされている時間の長さが、感染リスクに対して決定的な(decisive)影響があると考えられている。(12 〜 13 ページ)

歌や演奏が閉じた空間で行われる場合、定期的かつ徹底的な(thorough)換気が、リスク低減の重要なファクターとなるようである。空調装置による換気は、エアロゾルからの感染リスクを減らすと推測される。(13 ページ)

エアロゾルは、たとえ窓が閉まっていても、おおよそ換気回数(注 4)0.5 〜 2/h 程度の自然換気によって除去される。例えばコンサートホールなどの空調装置(HVAC)については、換気回数はおおむね 4 〜 8/h である(注 5)。(13 〜 14 ページ)

リハーサルを短時間(例えば 15 分程度)(注 6)にし、換気のための休憩を入れることは、恐らくリスクを低減させる。(14 ページ)

2.2 Vocal and Instrument-specific Risk Assessment (歌唱および楽器に特化したリスクアセスメント)

2.2.1 Vocal (歌唱)

一般に、飛沫はサイズが大きいので最大でも 1m 以上飛ばずに落ちる。これが日常生活において最低 1.5m 離れろというルールの根拠になっている。声に関する生理学的知見から、発声によってこれを超える空気の動きは起こらないと考えられている。これは最近バンベルク交響楽団で実施された計測でも確認された。破裂音や摩擦音のような子音を伴う強いアーティキュレーションにおいて、わずかな乱気流は見られたが、歌手から 2m 離れた場所では空気の動きは検出されなかった。したがって強いアーティキュレーションであっても、2m 離れれば飛沫感染を防止できると考えられる(注 7)。(16 ページ)

今のところ、歌唱中のエアロゾルに関する科学的研究は行われていないが、基本的に、休んでいる時や話す時と同様に、歌唱によってウイルスを運ぶエアロゾルが生成されると想定すべきである。歌うときに息を深く吸うことによって感染リスクがどのくらい高まるかは、まだ科学的に調査されていない。(17 ページ)

いくつかの異なる合唱団で、リハーサルや宗教的行事の後に新型コロナウイルスの感染が何度か報告されている。これらの例でエアロゾル感染が疑われているが、他のファクターが影響している可能性もある。(19 〜 20 ページ)

とても広い部屋を使うか、こまめな換気を行うこと、適切な空調を用いることが、エアロゾル感染のリスクを低減するために重要である。リハーサルは 15 分以内に区切って、休憩時間に換気を行うことも、リスク低減につながる。飛沫感染をなくすために、ソーシャルディスタンスを保つルールを合唱においても守り、休憩時間にはフェイスマスクを付けるべきである。休憩時間においても、手の接触や、楽譜の配布などにおける接触を避けるよう注意すべきである。(20 ページ)

2.2.2 Wind Instrument Playing (管楽器の演奏)

フルートを除けば、唇やリードの振動で音を発生させるため、歌唱に比べると単位時間あたりに吐出される空気の量は少ない。バンベルク交響楽団における最新の計測もこれを裏付けている。(22 ページ)

金管楽器およびリードを使う木管楽器では、口と楽器との間から空気が漏れないため、演奏による直接的な飛沫感染は発生しない。(22 ページ)

フルートでは、空気が演奏者の口から環境へ直接吐き出されるため、飛沫が飛ぶ可能性があるが、バンベルク交響楽団における計測では、2m 離れた場所で空気の動きが検出されなかったので、これだけ離れていれば飛沫感染が発生する可能性はとても少ない。(23 ページ)

管楽器の内側では呼気が凝結して水になるため、呼気に含まれるエアロゾルはかなり減少する。感染者の楽器のウォーターキイから排出される水には、ウイルスが含まれている可能性がある。ただしこの水にどのくらいの量のウイルスが含まれるかは計測されていない。(23 ページ)

物理的な推測として、管楽器の内側にエアロゾルの粒子が付着することによって、環境に排出されるエアロゾルを減少させるフィルターの役割を果たす可能性があるが、その効果は計測されていない。(24 ページ)

明確な証拠がない限りは、透明な保護具や密に織られた絹布を金管楽器のベルの前に置くことを推奨する意見もある。木管楽器のベルを覆うような方法は、途中のキーホールから空気が漏れることから、効果的ではない。(24 ページ)

演奏者が息を深く吸うことによって感染リスクがどのくらい高まるかは、まだ科学的に調査されていない。(24ページ)

我々の知る限り、管楽器の演奏による呼気中のウイルス濃度を計測した例はない。また、管楽器の中を通ることによってウイルスがどのくらい減るかも分かっていない。(25 ページ)

最新の計測結果から、我々が 4 月 25 日に示した最初のリスクアセスメントで述べたような 3 〜 5m という距離をとることは不要であり、最小の距離としては 2m で十分であると考えられる。この距離が守られれば、飛沫感染が発生する可能性は非常に低い。(25 ページ)

管楽器の中に溜まった水を捨てるときは、床に落とさず、容器に集めるか紙に吸収させることを推奨する。楽器の中をクリアにするために息を吹き込むべきではない。(25 ページ)

管楽器の中に溜まった水に触れる場合や、ホルンなどで管楽器の内側に触れる場合は、手を清潔に保つよう、石鹸を使って 30 秒以上手を洗うなど、特に注意が必要である。(25 〜 26 ページ)

2.2.3 Other Instruments (その他の楽器)

鍵盤楽器を演奏する場合は、演奏前に必ず(石鹸を使って、必要に応じて消毒液を使って)手を少なくとも 30 秒洗わなければならない。加えて、鍵盤も演奏前後にクリーニングクロスを使って消毒すべきである。(28 ページ)

弦楽器や打楽器も含めて楽器の受け渡しや共有は避けるべきである。(29 ページ)

アンサンブルなどで管楽器を演奏しない音楽家は、エアロゾル感染のリスクを低減するために、フェイスマスクなどを装着すべきである。(29 ページ)

3. Risk Management (リスクマネジメント)

効果的なリスクマネジメントは通常、結果が生じる可能性に関する詳細なリスク分析と、リスク低減のための手法の効果に関する知識を必要とするが、新型コロナウイルスの感染に関しては不明な点が多いため、現時点ではリスクマネジメントは未知数の多い方程式となっている。これらの未知数によって、ゴールに対する期待の違い(感染者率 vs. 音楽文化の維持)や個人の態度の違い(リスクを犯すか、リスクを避けるか)が生まれる余地ができている。全ての個人が、自分がどの程度リスクを犯すかを自分自身で決める権利を持つべきである。我々は科学者として、これらの未知数をできるだけ既知の変数に変えていく手助けをしたい。(32 ページ)

現時点では科学的に確認された知見が不十分なため、我々はリスクを過小評価するのではなく、過大評価する方向に間違えなければならない。この方法で、リスク低減策を組み合わせることによって、総合的な感染リスクを可能な限り小さくできる。しかしながら、「ALARP」の原則(As Low as Reasonably Practicable :合理的かつ実行可能である限り低く)によって、定量化できない残余リスクが存在し得ることを明確に指摘しなければならない。

以上

【注釈】

  1. Freiburger Institut für Musikermedizin https://www.uniklinik-freiburg.de/musikermedizin.html
  2. Spahn, C. & Richter, B. (2020). RISK ASSESSMENT OF A CORONAVIRUS INFECTION IN THE FIELD OF MUSIC. (Swope, S. & Moss, K., Trans.). Retrieved June 13, 2020 from The Hochschule für Musik Freiburg website: https://www.mh-freiburg.de/fileadmin/Downloads/Allgemeines/engl._Risk_AssessmentCoronaMusicSpahnRichter19.5.2020.pdf
  3. Bamberger Symphoniker: Wissenschaftler messen Aerosolausstoß: https://www.br.de/nachrichten/bayern/bamberger-symphoniker-wissenschaftler-messen-aerosolausstoss,Ry6T6OU?UTM_Name=Web-Share&UTM_Source=Link&UTM_Medium=Link&fbclid=IwAR3lagiezP-3hkxx8Y27PCrkK6Qxtsv-gTUKR0z_E1ONIQ41ess8ZwjP2iY
  4. 「換気回数」とは、自然換気や空調などによる 1 時間あたりの空気の流入量(体積)を、その部屋の容積で割った値です。1 時間の間に換気を行う回数だと誤解されることがあるのでご注意下さい。
  5. この部分に関しては「vis」をどう訳していいか分からず、訳にイマイチ自信がありません。原文は次のようになっています。「Aerosols are removed by way of natural ventilation vis the exchange of air in the range of approx. 0.5–2/h even with closed windows; for HVAC, e.g., in concert halls or performance halls, the air exchange rate is approx. 4-8/h」
  6. 時間に関してはロベルト・コッホ研究所から 4 月 16 日に発表された論文に記述があるようですが、まだ読んでいません。…..っていうかドイツ語なので(以下略)。
  7. 4 月 25 日に公開された前版においては 3 〜 5m 程度離れることを推奨していましたが、現在はそこまでは必要ないとの結論に達しています。

 


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音楽活動にかかわる新型コロナウイルス対策関連情報(随時更新)

公的ガイドライン

 

各種団体などによるガイドライン類

 

論文や報告書

 

実験など

 

解説記事

  • 日経ビジネス『緊急事態宣言解除「現状で確実に言えること」を専門家に聞く – 分子ウイルス学、免疫学研究者・峰宗太郎氏インタビュー(その1)』(山中 浩之)(2020/05/27)
    https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00164/052600001/
  • 日経ビジネス『専門家に根掘り葉掘り!新型コロナの薬・ワクチン・検査 – 分子ウイルス学、免疫学研究者・峰宗太郎氏インタビュー(その2)』(山中 浩之)(2020/05/28)
    https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00164/052700002/
  • 日経ビジネス『神風は吹かない、でも日本は負けないよ – 分子ウイルス学、免疫学研究者・峰宗太郎氏インタビュー(その3)』(山中 浩之)(2020/05/29)
    https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00164/052800003/

International Euphonium Tuba Festival 2020 タイムテーブル(日本時間ベース)

International Euphonium Tuba Festival 2020 のタイムテーブルが届いたのですが、当然ながら現地時間で書かれていて、時差の計算がパッとできない私には辛いので、自分用に日本時間を追記したタイムテーブルを晒します。

やっつけ仕事のため正確かどうかは分かりませんし、今日以降に変更されるかもしれませんので、もし参照される方がおられましたら、あくまでも自己責任でお願いいたします。

(2020/06/16 日本人向けプログラムの情報を追記しました。)

Sunday, June 14

時刻(JST) 時刻(EDT) プログラム

6/15(月)
6:00

5:00 PM Informational Meeting and Social
8:30 7:30 PM Opening Concert – Meet the Staff of IET Recital

Monday, June 15

時刻(JST) 時刻(EDT) プログラム

23:00

10:00 AM Warm‐up and Fundamental Classes with Q&A

David Thornton / Gail Robertson / Øystein Baadsvik / Gene Pokorny

6/16(火)
0:00
11:00 AM Master Class (Brian Bowman / James Gourlay)
1:00 12:00 PM BREAK
2:00 1:00 PM Focus Class

Jazz Improv with Gail Robertson
Orchestral Style – Introduction with Warren Deck

3:00 2:00 PM LEGENDS Discussion

Brian Bowman, Toru Miura, Bob Childs with Adam Frey, moderator
Warren Deck, Chuck Daellenbach, and Roger Bobo with Aaron Tindall, moderator

4:30 3:30 PM BREAK
5:00 4:00 PM Master Class (Mark Jenkins / Gene Pokorny)
6:00 5:00 PM BREAK
8:30 7:30 PM Evening Recital

Tuesday, June 16

(日本人向けプログラム)

17:00 ウォームアップクラス: ♪Euph ディビッド・ソーントン / Tuba次田心平
18:00 マスタークラス: ♪Tuba ピート・リンク
19:00 夕食休憩
20:00 マスタークラス: ♪Euph Dr.ブライアン・ボーマン(通訳 笹井さん)
21:00 教則本、楽譜/出版について: ♪ゲスト:Euph牛上隆司 / Tuba金字浩

時刻(JST) 時刻(EDT) プログラム

22:00

9:00 AM Focus Class – Chamber Music with the Bottoms Up Quartet from Japan
23:00 10:00 AM Warm‐up and Fundamental Classes with Q&A

David Thornton / Gail Robertson / Øystein Baadsvik / Gene Pokorny

6/17(水)
0:00
11:00 AM Master Class (David Childs / Øystein Baadsvik)
1:00 12:00 PM LUNCH
2:00 1:00 PM Focus Class

Brass Bands – David Childs, James Gourlay, and David Thornton
Orchestral Style ‐ Tchaikovsky with Gene Pokorny

3:00 2:00 PM LEGENDS Discussion

Michael Colburn, Lucas Sprios, and Earle Louder
Floyd Cooley, Wes Jacobs, and Gene Pokorny

4:30 3:30 PM BREAK
5:00 4:00 PM Master Class ‐ Military Band Auditions with Mark Jenkins, Simon Wildman, and David Porter
6:00 5:00 PM Break
8:30 7:30 PM Evening Recital

Wednesday, June 17

(日本人向けプログラム)

17:00 ウォームアップクラス: ♪Euph 新井秀昇 / Tuba オィスティン・バーズヴィク
18:00 マスタークラス: ♪Euph 安東京平
19:00 夕食休憩
20:00 マスタークラス: ♪Tuba オィスティン・バーズヴィク
21:00 レジェンド・トーク: ♪ゲスト Euph 三浦徹

時刻(JST) 時刻(EDT) プログラム

23:00

10:00 AM Warm‐up and Fundamental Classes with Q&A

Brian Bowman / Jason Casanova / Simon Wildman / Chris Olka

6/18(木)
0:00
11:00 AM Master Class (Bastien Baumet / Warren Deck)
1:00 12:00 PM LUNCH TIME
2:00 1:00 PM Focus Class on Performance Anxiety
3:00 2:00 PM LEGENDS Discussion – Velvet Brown, Mary Ann Craig, Gail Robertson, and Deanna Swoboda
4:30 3:30 PM BREAK
5:00 4:00 PM Master Class (Gail Robertson / Jason Casanova / Matt Hightower)
6:00 5:00 PM BREAK
8:30 7:30 PM Evening Recital

Thursday, June 18

(日本人向けプログラム)

17:00 ウォームアップクラス: ♪Euph 安東京平 / Tuba ピート・リンク
18:00 マスタークラス: ♪Euph 新井秀昇
19:00 夕食休憩
20:00 マスタークラス: ♪Euph アダム・フライ
21:00 レジェンド・トーク: ♪ゲストTuba 佐藤潔

時刻(JST) 時刻(EDT) プログラム

22:00

9:00 AM Focus Class – The Japanese Music Education Scene for Euphonium and Tuba
23:00 10:00 AM Warm‐up and Fundamental Classes with Q&A

Brian Bowman / Jason Casanova / Simon Wildman / Chris Olka

6/19(金)
0:00
11:00 AM Master Class

Phrasing and Expressive Playing – Jason Casanova
Chris Olka

1:00 12:00 PM LUNCH TIME
2:00 1:00 PM Focus Class

Jazz Style – David Bandman
Orchestral Style – Wagner with Chris Olka

3:00 2:00 PM LEGENDS Discussion

Paul Droste, Steven Mead, and David Werden
Winston Morris, Dan Perantoni, and Jim Self

4:30 3:30 PM BREAK
5:00 4:00 PM Participant Recital #1
6:00 5:00 PM Break
8:30 7:30 PM Evening Recital

Friday, June 19

(日本人向けプログラム)

17:00 ウォームアップクラス: ♪Euph ゲイル・ロバートソン / Tuba アーロン・ティンダル
18:00 マスタークラス: ♪Tuba 次田心平
19:00 夕食休憩
20:00 マスタークラス: ♪Euph バスティアン・ボーメ
21:00 キャリアについてのディスカッション: ♪Bottoms Up Tuba Quartet

時刻(JST) 時刻(EDT) プログラム

22:00

9:00 AM Focus Class – Orchestral Style ‐ Berlioz with Pete Link
23:00 10:00 AM Warm‐up and Fundamental Classes with Q&A

Bastien Baumet / Adam Frey / James Gourlay / Aaron Tindall

6/20(土)
0:00
11:00 AM Master Class

David Thornton
David Porter – From Voice to Brass

1:00 12:00 PM LUNCH TIME
2:00 1:00 PM Focus Class

  • Applying for College Admission – Mike Waddell and Jason Casanova
  • Applying for a Job in Higher Education – Matt Hightower and Gail Robertson
3:00 2:00 PM Focus Class

  • Career Panel Discussion – Faculty and Guest Artists
  • High B‐flat after 55 – David Porter
4:30 3:30 PM BREAK
5:00 4:00 PM Master Class – Conductor’s Perspective on Auditions and Performance with Robert Ambrose (Georgia State University, Larry Issacson (Boston Conservatory), and Yutaka Kono (Burlington Chamber Orchestra)
6:00 5:00 PM Break
8:30 7:30 PM Evening Artist Recital

Saturday, June 20

(日本人向けプログラム)

10:00 ウォームアップクラス: ♪Euph アダム・フライ Tuba ジェームズ・グーレイ
11:00 マスタークラス: ♪Tuba ワーレン・デック
12:30 昼食休憩
13:00 スペシャルクラス: ♪Euph 外囿祥一郎
14:00 最終 質疑応答

時刻(JST) 時刻(EDT) プログラム

23:00

10:00 AM Warm‐up and Fundamental Classes with Q&A

Bastien Baumet / Adam Frey / James Gourlay / Aaron Tindall

6/21(日)
0:00
11:00 AM Master Class

  • Adam Frey
  • Orchestral Style – Mahler with Aaron Tindall
1:00 12:00 PM LUNCH TIME
2:00 1:00 PM Focus Class

  • The Expressive Toolbox – David Thornton
  • Instrument Doubling – Adam Frey, James Gourlay, Aaron Tindall
3:00 2:00 PM Focus Class

  • Developing your Extreme Ranges – Mike Waddell
  • Composing and Arranging – Matt Hightower and Gail Robertson
4:30 3:30 PM BREAK
5:00 4:00 PM Participant Recital #2
6:00 5:00 PM Break
8:30 7:30 PM Gala Concert featuring IET Festival Artists and Participant Ensembles

日本ユーフォニアム・テューバ協会に今さら入会した

今年度から日本ユーフォニアム・テューバ協会に入会させていただきました。

中学生の頃にユーフォニアムを吹き始めてから、もうかれこれ 40 年近くも経ってますので、今さらな感じもしますが、実はほんの 1、2 年前までプロのための業界団体だと思っていて、アマチュアでも入会できることを知らなかったので、入会など検討すらしていませんでした。

年度始めが 5 月とのことでしたので、4 月に入会申込書を送り、5 月から入会ということにさせていただいたのですが、新型コロナウイルスの影響で今年度の協会事業は全て中止となり、それに伴って会費も徴収されないことになりました。

したがって協会にお金を一銭も払っていないのに、会報が届きました。ちょっと申し訳ない感じもします。

当分は協会も自分自身も、しばらく音楽活動ができなさそうですが、アマチュアとはいえ Euphonium 奏者のコミュニティにいることを忘れないように、とりあえず今年度は会報が届くことだけを楽しみに待ちたいと思います。

International Euphonium Tuba Festival 2020 追加情報

今年の International Euphonium Tuba Festival がオンライン開催になったことは 3 日前にここで書きましたが、依然としてスケジュールは公開されておりません…..。

しかしながら日本時間の本日早朝、参加予定者あてにメールが配信されまして、少しずつイベントの内容が見えてきました。

Virtual Massed Ensemble

参加者から送られた録音を合成して、大人数でのアンサンブルをバーチャルで行うということです。7 日(日)(明日じゃん)には譜面やサンプル音源、click tracks(おそらく録音の基準になるテンポを示すクリック音が録音されたファイルでしょう)などが届くそうで、これらを使って録音したものを 12 日(金)までに送れば参加できるそうです。アンサンブルは最終日の午後に発表されるようです。

Participant Recital

18 日(木)と 20 日(土)に各 75 分、参加者によるリサイタルが予定されているようです。これは、参加者が 6 分以内に録画したソロ演奏を 12 日(金)までに送り、それらをまとめて上演するもののようです。

 

あと、「Jazz Night Submission」と「Competition」に関する情報も載っていましたが、自分が参加する可能性がゼロのため、正直ちゃんと読んでないので割愛します。

なお、このイベントに関する連絡は Slack を使って行われるとのことで、来週月曜日には Slack への ID 登録の案内が来るそうなので、来週以降はもう少し情報が得られるようになるのではないかと思います。Slack や Zoom の使い方の説明は、IET Festival の YouTube チャンネルで動画で提供されていて、この辺は親切に準備されているなと思います。

YouTube: IET Festival
https://www.youtube.com/channel/UCnqLe7k2ZO8aiOZPi3JBUKA/videos

 

私自身このようなイベントに参加するのは、オフラインも含めて初めてなので、イマイチ掴めないところもあるのですが、主催者側も走りながら考えているような状況かもしれないので、様子を見ながらボチボチ合流していきたいと思います。