いま見ておくべき災害の記憶(牡鹿半島)

宮城県、牡鹿半島のコンビニの駐車場に残っていた「HELP」の文字。

 

近くに「日赤病院」「出産」とも書かれている。

 

交通路が寸断されたこの地で、必死の思いでヘリコプターに向かって助けを求めた跡。
広角レンズを持ってこなかったことを激しく後悔した。こういう経験をするから、次は後悔しないようにと考えるので、どうしても荷物が増える。

自分がここを訪れたのは 2015 年 8 月 12 日。鮎川に向かう途中だったと思う。既に震災から 4 年と 5 ヶ月が過ぎ、ペンキもすり減ってきている。別に保存されている訳でもなく、普通に車が停められているので、そのうち消えて無くなってしまうのだろうと思う。

とりあえず写真に収めてはみたものの、やはり現場で現物を見たときの印象は再現できない。こういうのは現場に立って、当時の状況に思いを馳せることが大事なのではないかと思う。