安東京平先生の Euphonium レッスン受講(3 回目)

既に一週間前の話だが、都内某所にある先生のご自宅にお邪魔してレッスンをお願いした。自宅が防音って羨ましい。



まず音階やリップスラーなどの基礎練習。ブレスについては前回のレッスンでいくつかヒントをいただいて以来ずっと試行錯誤中で、息を吸うたびにいろいろ考えてるので、リラックスできていない感じがする(ここまでは自覚している)。しかし力を抜こうとすると、「じゃあどこの力を抜けばいいのか」などと考えてしまうのでリラックスできないという悪循環に陥る。そこで今回はブレスに関して新たに「息を吸う時の音が大きいときは、どこかに余分な力が入っている」というヒントをいただいた。喉が広がってなかったり、舌の位置が邪魔してたりすると、音が大きい割には大して吸えてない。したがって、息をたくさん吸おうとするよりも、まずは大きな音を出さずに息を吸える状態を目指し、できるようになったらそのフォームを崩さずに、吸う量を増やしていったらいいのではないか、という方向が見えた。

またリップスラーでは、音の変わり目で息の流れが一瞬引ける癖があることを指摘された。リップスラーでの息の流れは、音の変わり目で切れたり力んだりせず、一定のままなのが理想。そのために音を移る時に息の圧力と唇のコントロールをバランス良く使う。

さらに、今回のレッスンでは次回演奏会で演奏予定のソロ(9 小節しかないけどな)の吹き方についてもアドバイスをいただくことができた。お手本を聴かせていただきながら、様々な観点からヒントをいただけたが、最も大事なポイントは、旋律そのものが持っているポテンシャルをいかにうまく使うか(もしくは、あえて使わないか)ということ。例えば三連符や、八分音符が 3 つ連なったフレーズには勢いがあるし、上行形や下行形の部分には、エネルギーを自然に動かしていく力がある。そういう流れに乗りたいのか、それともあえて抗うのか、ちゃんと決めることが大事。そう言われてみると、自分はそんなこと決めてなかった。このタイミングで気づいて良かった。

実は今回のソロについて最大の問題は、自分自身がどうしてもこの曲自体を好きになれないということ。プロってこういう時どうするんですか?と聞いたところ、先生の答えは明快で、「嫌いな曲こそ絶対何とかしてやろうと思う」。もうね、さすがプロは言うことがいちいちカッコ良くて、ズバーンと来ましたよ。これが答えだ!みたいな感じ。こういう覚悟がある人がプロになれるんでしょうね。

もう少し具体的に書くと、好きな曲だと「絶対こうしたい」という思い込みが勝ちすぎる(思い込みすぎてミスになることもある)のに対して、嫌いな曲だとそういう思い込みがなくニュートラルに取り組めて、むしろ色々な表現を試す気になれるので、ある意味有利だと考えられるということ。なるほどのポジティブ志向。

自分の場合、仕事に関してはポジティブ志向で取り組めるのに、音楽に関してはまだまだ。まずは姿勢を見習って考え方を真似するところから始めよう。