Bibtex まで含めて自動コンパイルできるようになった

結局こちらのサイトに載っている方法を採用 (^_^) 。
Atom で LaTeX on Windows (+ 最近のビルド環境)
http://ichiro-maruta.blogspot.jp/2016/01/atom-latex-on-windows.html



なお、このサイトではカレントディレクトリで Terminal を起動する方法として、Atom に「atom-terminal パッケージをインストールする方法が紹介されているので、これも採用 (^_^) 。ただしパッケージの設定で「Surpress Directory Argument」のチェックをオフにしないと、Terminal がホームディレクトリで起動してしまう。これに気づくまで少々ハマった。

この方法だと、TeX のソースファイルが置いてあるディレクトリで「latexmk -pvc (filename)」を一旦実行すれば、ファイルに修正を加えて保存するたびに、自動的にコンパイルが走って PDF ファイルが更新される。しかも Skim を使えば PDF の表示も自動的に更新される。これは便利 (^_^) 。

 

ちなみに .bib ファイルを別のディレクトリにまとめて置いてあるので、PATH の設定はこちらに載っている方法に倣った。
LaTeXのsty, bst, bibファイルなどを単一フォルダで管理する方法
http://ochiailab.blogspot.jp/2013/01/latexsty-bst-bib.html

 

英単語の語彙が少ない人向けの英文和訳法

英語が得意なわけでもないのに、このところ仕事で大量に英文和訳するハメになって、日々黙々と目の前の英文を消化していたら、自分なりに比較的早く翻訳作業が進む方法に行き当たったので、一応書き留めておく。自分のように語彙が少なくて、英文を読むときに辞書を引く回数が多い人には向く方法なのではないかと思う。
なお、テキストエディタ(もしくはワープロソフト)を使える前提。



例えば次のような文を和訳するとする。

All of these observations point to the importance of a conceptually distinct factor — boundary-spanning capability — underlying organizational resilience. Boundary-spanning capability refers to an organization’s ability to communicate and make decisions with collaborators or competitors outside the organization. This capability differs from margin and tolerance, since it refers to activities that cross the boundaries between organizations, rather than those which require operating beyond performance boundaries. It is related to cross-scale interactions, but implies these interactions may take place across — and not merely within — organizations.

(出典:Mendonça, D. and Wallace, W. A. (2015) “Factors underlying organizational resilience: The case of electric power restoration in New York City after 11 September 2001,” Reliability Engineering and System Safety, Vol. 141, pp. 83-91.)

ここで、分からない単語があっても、辞書は引かない。知らない単語でも前後の関係からだいたい品詞の区別はつくので、知らない単語(および、どう訳すべきか迷う単語)は英語のままにしておいて、とりあえず日本語的な語順になるように並べ替えてみる。自分の場合はこんなふうになった。

これらの全ての observations は、組織のレジリエンスに underlay している 「boundary-spanning capability」という、概念的に distinct な要因の重要性を指し示す。Boundary-spanning capability は 組織が外部の協力者や競争相手とコミュニケーションをとり、意思決定する能力を refer する。この能力は「マージン」や「耐性」とは異なる。なぜなら、それは which require operating beyond performance boundaries よりもむしろ、組織間の境界をまたぐ活動を refer するからである。それは cross-scale interactions と関係があるが、これらの interaction は組織の中でではなく、組織をまたいで imply する。

つまり、ルー大柴みたいな文章になるんだが、こういうふうに文章の形が出来てから、分からない単語や、どう訳すべきか分からない単語について、辞書を引きながら考える。この方が、辞書に載っている訳語の中で、どれが最もふさわしいか判断しやすくなる。

最終的には次のような訳になった。

これらの全ての観察結果は、組織のレジリエンスの根底にある「境界を橋渡しする能力(boundary-spanning capability)」という、概念的に異なる要因の重要性を指し示す。「境界を橋渡しする能力」は、組織が外部の協力者や競争相手とコミュニケーションをとり、意思決定する能力をいう。この能力は「マージン」や「耐性」とは異なる。なぜなら、それは性能限界を超える動きを要求するような活動よりもむしろ、組織間の境界をまたぐ活動を指すからである。それは「組織の階層を越える相互作用(cross-scale interactions)」と関係があるが、これらの相互作用は組織の中でではなく、組織をまたぐニュアンスがある。

たぶん英文読解力が高い人は、こういうことを頭の中でできるのだろうと思うが、自分はできないのでエディタで一旦展開する。

分からない単語にぶつかった時に、いきなり辞書を引くと、辞書に載ってる訳語のなかでどれを使うべきか迷うし、ここで訳語の選択を間違えると大幅に回り道しかねない。だから一旦ルー語にした方が早く訳せる、という話。